ヒストールのブログ(葦)

新年おめでとう

【FGOチェンソー】偽物の太陽と本物のサン 〜タロットでわかる三月三日〜

 

THE HIGH PRIESTESS
 
彼は右側に立てた柱にヤキンという名をつけ、左側に立てた柱にボアズという名をつけた。
━━『Ⅰ列王記』七章二十一節
 
 愛こそすべて! 
 わたしは「ソロモン宮殿のヴィジョン」を見た野生のフリーメーソン、ヒストール。よろしく。
 三月三日。金曜日は愛の日。この記事は、FGOがメインでチェンソーマンと呪術廻戦が少々。ネタバレ注意。FGOヨハンナさんのらぶらぶはぁとイベントで四人の英雄がチェーンとなって現わた。『チェンソーマン』も四人の騎士が揃いつつある。ことの始まりは「ヤキンボアズの二本の柱」。この柱は、上にカルデアを千年縛るチェーンが巻かれたもの。この建物の石材はカルデアを切除するソー(ノコギリ)で切られたもの。ソロモンの知恵により、ヨハンナの二からサンの十九に至る道案内。
 

素敵な女教皇ヨハンナ
  
 ラヴ。本物の愛は平等。西洋に「主と教え」はない。愛はロードを主と呼ばない、マスターを主と呼ばない、マナークを君主と呼ばない、デモクラシーを民主主義と呼ばない、チャーチを教会と呼ばない、リリジャンは宗教と呼ばない、エジュケイションを教育と呼ばない、ポープを教皇と呼ばない、ハイプリエステスを女教皇と呼ばない、ティーチャーを教師と呼ばない、ステューデントを教え子と呼ばない、ブラザーを兄と弟に分けない、シスターを姉と妹に分けない、パーソンを先輩後輩に分けない。先輩なマスターと後輩なマシュはミクトランでも「太陽の教え」にとどまり、一歩も平等な未来に前進しなかった太陽の教えに愛がなくても、昔の日本語は、「兄人せうと」がアニとオトウトを兼ね、「妹人いもひと」がアネとイモウトを兼ねていた。マシュはバレンタインの「女教皇の教え」で、らぶらぶを恥じた。Fateの愛は偽物。
 

サービスの起源のマルタ
 
 サーヴァント。「サーヴァント(召使い)」と「ミニスター(小立こだちにん)」は、どちらもギリシャ語「ディアコノス」の翻訳語。聖女マルタがイエス・キリストの「ディアコノス」となって「ディアコニア(サービス)」した。聖女マルタがサービスの原点福音書でディアコニアが出てくるのはこの一度きり。キリストは【一番になりたいなら皆のサーヴァントになりなさい】と詔べた。これが公務員の原点、「パブリック・サーヴァント」。パブリック=皆だから、西洋人は公(天皇、総理大臣、大臣)や公務員や公安がいない。サービス=小立こだちだから、西洋人は大統領や大臣や大使や大衆や大人や大学生がいない本物のサーヴァントは、公を皆に、大を小に改める者。FGOのサーヴァントは偽物。
 

虚空より降りたる神
 
 ソラ。ソラ【虚・空】は嘘偽りのこと虚言きょげん空言そらごと。日本の国名由来は「虚空ソラ見つ日本の国」。ソラ飛ぶ天磐船あまのいはふねから見た太陽の国。だから海や最澄が最高の仏と崇めたのは、明けの明星なる「虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ」。密教僧は言う、ソラに日天子、月天子、明星みょうじょう天子てんし虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ)がいると。けれど、西洋のソラに太陽の天使、月の天使、星の天使はいない。なぜなら、唯一なるゴッズエローヒームの法は、ソラの太陽と月と星を拝んだら死罪。『呪術廻戦』でソラ使いの日月星進隊隊長、烏鷺亨子は死刑囚。唯一なるゴッズエローヒームは空を造った第ニ日だけ「良し」としなかった唯一なるゴッズエローヒームは第四日に「太陽」「月」を造らず、「大きな二つの光」を造った。天地創造のソラに太陽や月はない。西洋の王道や騎士道や童話はソラの太陽や月や星を神としない道。北欧神話はエルフやドワーフが出てくるが、やはりソラに太陽や月や星の神はいない。北欧では太陽の女ソールと月の男マーニは神でなく大罪人。では、太陽の女アマテラスと月の男ツクヨミは?FGOは嘘偽りのソラと西洋のソラを隠すだけで、すり合わせない。ソラがうやむやなまま「虚空ソラより降りたる神」が顕れた。Fateのソラは虚言。
 
 

第13話の13年前
 
 それゆえわたしはたとえで彼らに話す。彼らは見ても見ず、聞いても聞かず、また分かろうとしないからだ。
━━『マタイの福音書第十三章十三節 キリストの言葉
 
 ジュウサン。わたしは銃の悪魔の正体は「明星みょうじょう天子てんし虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ)」かつ「明星みょうじょう天使てんし」だと思う。FGO風に言えばルチフェロ。チェンソーマンが食べた「子供の精神を壊すとある星の光」は明けの明星の光。サタンの絵がマキマ宅に飾られているのに、ルチフェロは出てこない。それもそのはず、チェンソーマンが食べてしまったから。けれどルチフェロは様々な名を持つために完全に消えなかった。銃の悪魔がやって来るのは二回とも金曜日、明星の日。作中のカレンダーはリアルと違っている。銃の悪魔の初登場は13話で、内容は13年前ジュウの国🇺🇸に由来する日本国憲法ジユウ権は第13条ジュウの悪魔は早川アキの弟サン、早川タイヨウを殺した。明星みょうじょう天子てんし虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ)は十三仏で十三番目のテンシ早川アキは様々な意味があるようで、その一つは虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつの“空き”。作中はデンジの父の墓が十字架で、公安の墓地も十字架。なぜか早川家だけ仏教式の墓。おそらく早川家は真言宗。早川家は十三の悪魔を菩薩と崇めていたので、ホトケさんになった死んでしまったアキが銃の菩薩ホトケさんになってしまった、と。

 

 

ソロモン
 
 ソロモン。FGOのソロモンは自分を失っている。ソロモン神殿ことエルサレム神殿は、カルデア人の王ネブカドネザル2世によって焼き払われた。世界史に有名なバビロン捕囚。けれど聖書ではあらかじめ「カルデア人の王が明けの明星になる」と予言されていたカルデア王は自分の新バビロニア王国が「天に届く空想樹」になって聖なる者に伐採され、七つの時が過ぎる夢を見た。カルデア王こそ、悪魔ルチフェロの起源。空想樹はカルデアの木。ソロモンにとってカルデアは敵。だからFGOのおかしいところは、ソロモンなロマニが「カルデア」に尽くすこと、「カルデア」が「七つの空想樹」を伐採すること。マリスビリーが異星カルデアスで、ソロモンに事情があるとしても、作品全体の不自然さは否めない。FGOのソロモンは偽物。
 

カルデアの塔
 
 カルデアバベルの塔で知られるのは、バビロニアの塔ことカルデアの塔。聖書の『創世記』はカルデア人によるバビロン捕囚後に編集された。だからユダヤ人の『創世記』冒頭はバビロニア創世記の『エヌマ・エリシュ』と似ている。けれど『創世記』11章はバベルの塔」にLORDが降りてきて、同一言語だった言葉がバラバラになったと書かれている。よく見ると『創世記』の1章1節にカルデアの王国をバラバラにする愛の電ノコが書かれている。『創世記』冒頭に合わせて描かれたのが、タロットの塔。カルデアの塔に雷が落ちてる図。ヘブライ語は「レーシュ(ר‬)」が雷電を示すR。だから、ヘブライ語ではサンダー「ラアム(רַעַם)」とライトニング「バラーク(בָּרָק)」にRが共通している。チェーン「シャルシェラー(שַׁרְשְׁרָה)」やソー「メギラー(מְגֵרָה)」も雷電のR入り。天地創造の第一日の単語はほとんど雷電のR入り。
 

愛の電ノコ
 
○第一日のR入り単語
「初め(רֵאשִׁית)」
「創造する(בָּרָא)」
「地(אֶרֶץ)」
「霊(רוּחַ)」
「光(אוֹר)」
「朝(בֹּקֶר)」
「夕(עֶרֶב)」
「言う(אָמַר)」
「見る(רָאָה)」
「呼ぶ(קָרָא)」
 バラー。カルデアの木を伐採した電ノコ。電気はバラークで、創造はバラー。バラーは初めの内に「」に満ちた天国を創造する。バラーは「食べる」「(森を)切り開く」とも訳される。つまりバラーは愛ゆえに食べる電ノコ。そして愛の電ノコは創造だけでなく破壊もする。愛の電ノコは「悪の名を食べて存在を消す力」を持つ。バラーはカルデア人新バビロニア王国を消し去り、ネブカドネザル2世を「悪魔ルシファー」として定着させた。カルデアの存在を消す力こそチェンソーマンの力。天地は愛の電ノコで引き裂かれた。第一日の光も朝も夕もスペル的に「電光」。創世の光は日光や月光じゃない。だから『チェンソーマン』は太陽が描かれない、早川タイヨウが死ぬ、アサが朝を告げる鶏を殺す、アサは死ぬ、アサはヨルに乗っ取られる。本物の光は、カルデアや太陽ではなく、ヘブライや電光の側にある。だからミクトランの太陽は偽物だった。本物の天地は愛の電光で輝く世界。

羂索は魚を釣り彼岸に送る
 
羂索けんじゃくは「生死の大海に蓮華の餌を蒔き、不空の索をもって衆生の魚を吊り上げ彼岸に送るの意なり」。
━━『諸宗仏像図彙』(鹿鳴文庫)

 

 サンダー。世界のRは雷。ヘブライ語に限らず、英語も万物の基本が雷電。英語のLORD, Christ, Maryは雷入り。Universe, world, natureの四元素はearth、water、fire、airが雷入り。雷は宇宙と世界と自然すべてを満たすもの。アラビア語コーランも、ローマのラテン語も、ギリシャ語の新約聖書も、仏典のサンスクリット語も、みんな雷にRが入っている。日本の幕府は、太陽アマテラスを武家法で無視し雷神インド(Indra, 帝釈天)と雷神スガワ(天満大自在天神)に祈った。十二神将のマコは道真の化身。日本神話でも本当は太陽より雷が先に生まれているフジワ家は雷のタケミカヅチ不空羂索観音ふくうけんじゃくかんのん)を独占した。雷は不空、空しくないよ、ソラじゃないよ不空羂索観音ふくうけんじゃくかんのんの原語は「アモーガパーシャ(Amoghavajra)」で、パーシャ(ヴァジュラ)はそのまんまサンダーボルト、サンダーボルトの力を持つ金剛杵のこと。長いのでただ「羂索けんじゃく」とも呼ばれる。フジワラもヨーロッパも中東もインドもRが雷カルデアのソラは空っぽで宇宙と世界と自然を守れないカルデアの島を破壊するRが宇宙と世界と自然を守っている。
 
○世界の雷
アラビア語の雷「ラアド(رَعْد)」※コーラン
ヘブライ語の雷「ラアム(רַעַם)」※旧約聖書
イラン語の雷「トンダール(تندر)」※ペルシャ
ヒンディー語の雷「ガラジ(garaj)」※インドの一般的な言語
ギリシャ語の雷「ブロンテー(βροντή)」※新約聖書
ラテン語の雷「トニトルウム(tonitruum)」※ローマ。ヨーロッパ共通の書き言葉
フランス語の雷「トネール(tonnerre)」   
ポルトガル語の雷「トロヴァオ(trovão)」
古ノルド語の雷「スルーマ(þruma)」※北欧神話
ドイツ語の雷「ドナー(Donner)」 
オランダ語の雷「ドンダー(donder)」
スウェーデン語の雷「ドゥンデル(dunder)」
英語の雷は「サンダー(thunder)」
 

Altria
 
 アーサー🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿。西洋は主や民がつく単語がない。妻が夫を「主人」や「旦那」と呼ぶ国は変だ。「民(奴隷、支配される者)」は差別用語なので江戸時代の娯楽本に見られない。「国民と非国民」は日本製の差別用語デモクシーは民主主義や民主制ではなく「選挙力」。デモスは選挙区、クシーは力。デモクラシーの基本は少数派の尊重。具体的なデモクラシーは、多数派のイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿がスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿と赤い竜アーサーのウェールズ🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿のウェールズアイランドを国として認めること。日本以外すべての国が「UK🇬🇧(連合王国)」と呼ぶ日本人だけがアーサーの国ウェールズ🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿を国から除外して「イギリス」呼び。日本だけが「非国民に人権なし憲法。日本人の学校教育、メディア、作品で使われる「国民の権利」「多数決な民主主義」「イギリス一国」はひどい洗脳。英語圏でずっと言われていること、本物のアーサーは「Arthur」。だから正式にはAltriaでも、英語圏は皆がArtoriaと書く。カルデアの塔を破壊するRが2つ入る。アルトリアは、カルデアの塔を破壊しない「Altria」で、アーサーじゃない。三つの令呪を重ねて命じる、アルトリアは「Artoria」に改名せよ。Fateのアルトリアは偽物。


rightwise
 

Whoso pulleth out this sword of  stone and anvil, is rightwise king born of all England.

 
 正賢。『アーサー王の死』(1485年)によれば、正賢エクスカリバーはクリスマスのロンドンのチャーチに表れた。マーリンはこれを予見していた。だからエクスカリバーやマーリンと言えばまずクリスマス。そして、エクスカリバーに「正賢(rightwise)」と書かれていた。西洋に権のつく単語はない。日本語の権利は「正しさ(right)」から偽造されたもの。正しさは聖書の正義「ライチャスネス(righteousness)」や「ライトワイズ(rightwise)」から来る言葉。「エクスカリバー(excalibur)」もカルデアの塔を破壊するRつき。Fateのクリスマスもエクスカリバーもカリバーンも偽物。Fateの聖剣は偽物。
 

正義
 
 正義。英語ジャスティスは造語「正義」の語源。平安の坂田金時は「正義」を知らなかった。明治まで日本に正義という言葉さえなかった。いや、今も日本人は正義を知らない。英語ジャスティスは裁判や裁判官の意味も持つ「法の正義」日本語の正義は法や裁判や裁判官と切り離されている。英語「ロー(law)」は、律法と法律と法則に分かれない。西洋人は一つの法で生き、公(天皇、大臣、征夷大将軍に偏らない「ジャスティス(法の正義)」を尺度にする。衛宮切嗣衛宮士郎の正義はジャスティスやローへの問いがまったくない。エミヤの士郎はジャスティス抜き、正賢抜きでセイバーの鞘になっても、正義の味方になれない。Fateの正義の味方は偽物。

 

権利はわたしたちには無い
 
式「学校の事でオレに指図する権利、おまえにあるか? そもそもそんな約束は覚えてないし、おまえは大学辞めちまったじゃないか」
幹也 「……む。権利なんて言われると、そんな物はなんにだってないんだけどね」
━━『空の境界(上)』奈須きのこ
 
 正しさ。西洋に権のつく単語はない。日本は英語訳と偽って、主権、権利、権力、権威、国権、特権、権限、権能などを偽造し、西洋にない憲法に載せた。欧米諸語の「正しさ」は「正しい機会(権利)」「正しい側(右)」を兼ねる単語。英語のright , ラテン語rectus, フランス語のdroit,  イタリア語のdiritto , ドイツ語のrecht、スペイン語のderechoなど。「正しさ=右、不正=左」「兄弟姉妹に分けないファミリー」は、紀元前から中東やインドも変わらない。ヒューマン・ライツは「人権」じゃない。近現代に「権利」が発明されたのではなく、昔からユーラシアで共有されている「正(右)」が拡張された正しさと右と権利が完全に分裂してる国は日本だけFateシリーズというか、型月は「正しさと右と権利」をすり合わせない。『空の境界』からFGOのミクトランまで権利の否定ばかりFateの正しさは偽物。
 

アスラ=魔
 
 アスラ。アスラは天使の原型。メインの人類史は、ゾロアスターの「善神アフラ・マズダーと悪神アンラ・マンユ」の延長線上にある。アフラ(Ahura)=アスラ(Asura)=阿修羅=天使。アーラシュ(Arash)がステラで祈るスプンタ・アールマティ(Spenta Armaiti)は高位のアフラ。アスラ=アフラとは、正義と法を司る者。東洋の権力者は、自分たちも裁く「正義と法のアスラ」が目障りだった。だから東洋人は「正義と法のアスラ」を、やりすぎて悪になるアスラ、戦いの阿修羅、悪い修羅へと貶めた。東洋人はアスラの敵である「権力のデーヴァ」を神とし、その化身は【権現ごんげん】や【権化ごんげ】という物語を作った。そして不正な権利へ。悪魔の子アルジュナは「悪魔(デーヴァ)=神」を騙り、天使ヴリトラを「魔(アスラ)」と呼ぶ。カルナは太陽の悪魔スーリヤの子アルジュナやカルナを神々の子としてしまうと、メインの人類史の「正義と法」から外れていく。FGOは「アフラ=善神」を隠ぺいし、悪魔視点に偏っている。FGOのアスラは偽物。
 

アンリマユ
 
 デーヴァ。デーヴァ族はデビルの原型。言峰綺礼がアンリマユで歪む背景。アンリマユこと悪魔アンラ・マンユラスプーチンが宝具で使う「アンリマユ」「アジ・ダハーカ」はどちらもデーヴァ族(ダエーワ)。太陽スーリヤ、帝釈天ことインドラと四天王、大黒天ことシヴァはデーヴァ族。デーヴァ族を神と言い張るなら、デーヴァ族のアンリマユやアジ・ダハーカも神に含めるしかない。これが言峰綺礼の歪み。「アスラは悪、デーヴァは善」の上に建てられた教会は、西洋のチャーチとは正反対になる。近現代インドは大多数がデーヴァを神とするけれど、上層部はパールシー、アフラを善とするゾロアスター側の上層部が支配している。日本の上層部は、「正義と法のアフラ」がないため、「皆」が「公」に、「正」が「権」に、「法」が「教」に歪められている。権威的なギルガメッシュは権力のデーヴァやバビロンなカルデアの延長線上でないと「王」を張りにくい。だから、デーヴァのアンリマユがギルガメッシュ受肉させた。カルデアギルガメッシュは機嫌がいい。衛宮切嗣衛宮士郎の正義は「アフラとダエーワ」「アスラとデーヴァ」への問いがないFGOも「デーヴァは神、アスラは魔」で停滞し、アーラシュから「アフラは天使、ダエーワは悪魔」へ前進しない。FGOのデーヴァは偽物。

 

右と左
 
 カーマデーヴァ。愛と弓矢を司るカーマの正式名称はカーマデーヴァ。別名マーラ。愛のキューピッドと同一視される者カーマはデーヴァ側で唯一天使とすり合わせられるので、絶対に悪役にしてはいけない神格。悪役にするなよ!絶対に悪役にするなよ!けれどFGOでは「カーマ」は「第六天魔王」で「左のビースト」になる。英語「レフト(left)」は左で、「弱い(weak)、馬鹿な(foolish)、無価値の(useless)」が語源。レフトは悪人と悪魔と地獄の側。インドでも左は悪と不浄の側。インド人は左手でうんこをふく。日本の太陽、左を司る太陽アマテラスは、左を司るイザナギの左眼から生まれた。弱くてバカで無価値なイザナギと太陽。日本の上層部は「Lの太陽」を懸念し、武家法からもアマテラスを除外した。壇ノ浦で草薙剣が失われた後、中世の日本人は【日本を支配する第六天魔王がアマテラスに神璽(勾玉)を与えたから、日本と天皇家に正当性がある】と言い始めた。これはFGOが根幹にする『平家物語』剣巻から。愛のカーマは最重要ポイントなのに、良いエッセンスがほとんど削られているFGOのカーマは偽物。

 

やってない一般常識
 
 天使。アフラ&愛と弓矢を司るキューピット。アーラシュのスプンタ・アールマティと愛と弓矢を司るマーラ。ミクトランではカドックが「天使と悪魔たちは、魔術師にとって一般常識」と言う。しかし、Fateで「天使は右側。Right=右=正しさ=権利。悪魔は左側。Left=弱い、馬鹿な、無価値の」の一般常識が出たことがない。日本神話だけ非常識だという指摘も出てこない。世界の常識と日本の非常識は飛ばされて、宇宙外な「天使」に接触したデイビットの話に。聞き手のコヤンスカヤは「古事記の神霊(左のアマテラス)を参照にしてる」と言いかけるが、話はカドックにさえぎられる。セップクしろ、カドック!ミクトランは「太陽が偽物」なので当然出てきてもいい話。明らかに意図的な隠ぺい。FGOの2部7章で子供レベルの一般常識や非常識を隠すなら、ノウム・カルデアに常識はない。Fateの天使は偽物。

 

イマでない閻魔
 
 冥界。日本の冥界と言えば黄泉のイザナミFGOはミクトランの冥界線ですら、「right」のイザナミと八雷を黄泉から外に出さなかった。ミクトランは「left」のイザナギや太陽アマテラスが弱くてバカで無価値とも示さなかった。キングプロテアは「デーヴァは神、アスラは魔」で世界を作り直す乳海攪拌の神霊入りサーヴァント。「アフラは善、ダエーワは悪」の世界では、「イマ(閻魔)」は太陽の路を通り、アーラシュの崇めるスプンタ・アールマティ(地を司る)を黄金の矢で打ち、鞭で撫でる。ドSなイマはこれを三度も繰り返す!三分の一ずつ増えたスプンタ・アールマティこと地は二倍に増えた。地球🌏の女性パワーが二倍に増えた。イマはアフラ・マズダーから、アンリマユの大雪(大洪水)が具象世界に降ると知らされ、四角い城塞(箱舟)を作り、黄金の矢で通路を掘る。城塞の中は、星や月や太陽でない最勝界の光が輝く。イマは輪廻転生のない新世界のはじまりを告げる人。紅閻魔は「デーヴァは神、アスラは魔」で輪廻転生の地獄界の閻魔代行。しかも日本では閻魔の右左(善悪)もインドと逆に入れ替えられている。ミクトランの太陽の教えククルカンとキングプロテアと紅閻魔で完全にやらかしたので、右左の修正と太陽への道は完全に閉ざされた。ニトクリスは太陽のオジマンディアスを敬い、オジマンディアスはモーセの友でアーラシュの大ファン。けれど、アフラ・マズダーの前身は「夜天と闇のヴァルナ」で、ゾロアスターはヴァルナの双子、昼天と太陽のミトラを完全無視した側。ニトクリスは「太陽を拝んだら死刑のLORD」「昼と太陽でない最高の光アフラ・マズダー」を認めはしないだろう。ニンキガルことエレシュキガルは妹人が金星のイシュタル。「明けの明星がルチフェロ」な西洋世界とはそりが合わない。要するに冥界線のサーヴァントは全員イマの世界とつながってない。ノウム・カルデアに未来はない。FGOの冥界は偽物。
 

岩戸に太陽なんていない
 
 タイヨウ。聖書では太陽を拝んだら死刑。左を司るイザナギの左目から生まれた太陽の姉アマテラス。左は弱い、左はバカ、左は無価値。聖書やコーランでは、左は悪人、左は悪魔、左は地獄。日本人だけが、姉なる太陽の教えで騙し合う。FGOの南米異聞帯は「太陽が偽物」の地下世界。なぜか「太陽の教えククルカン」が【岩戸に引きこもっちゃう太陽とか、そんな神様いないと思いマース】と言い始める。確かに。でもよその国にも太陽の教えはないよね。ミクトランの偽りの太陽は、アマテラスという偽りの太陽を改める最後のチャンスだった。日本の天皇は悪魔の左を天使の右より上に置く。左様、天皇も貴族も武士も庶民も「悪魔の左作法」だけで生きてきた。悪魔の左大臣は天使の右大臣より上、悪魔の左衛門は天使の右衛門より上、和服は悪魔の左が上、和食は悪魔の左にご飯、和室は悪魔の左が上。和の精神は万人を皇臣民に差別し、同胞を兄弟姉妹に差別し、同輩を捨て先輩後輩で差別する。ミクトランは偽物の太陽を改めなかった。Fateの太陽は偽物。 

白紙化
 
 タブラ・ラーサtabula rasa。「白紙white paper」のこと。カルデアの塔を破壊するR入り。リアルの白紙化は平和を脅かす災害じゃない。リベラリズムの父ジョン・ロック(1632〜1704年)。ジョンは『創世記』のアダムとイブを懇切丁寧に語り、そこに「帝王」「男尊女卑」の根拠がないと示した。なぜ帝王が臣民を支配するのか?なぜ男が帝王のように女を支配するのか?ジョンにより西洋諸国は白紙化した。地球は「帝王と臣民と男尊女卑のない白紙」から仕切り直された。グッド。ジョンは白紙化の上で「アイデンティティ」「セルフ」を語り、それが現代西洋の「自分」になった。ジョンは「国より個人」の仕組みを造り、それが現代国や国連の根幹になった。西洋に主や権や民のつく単語はない。日本人はそれらを「国民主権」「国民の権利」と誤字誤認している。聖書のゴッドに基づく白紙化により、「帝王による地球の汚れ」が落とされた。アメリカやフランスをはじめとする120か国以上は、白紙化のリパブリックを受け入れた。地球の白紙化は、異星の神、カルデアス側がやるものじゃない。現代における「自分」とは?偽物の太陽、天皇や臣民や男尊女卑に汚されない「白紙の自分」のこと。天皇と大臣と国民の男社会では「アイデンティティ」「セルフ」を持てない。「主権と権利」「帝王と臣民」「白紙化はいけない」で歩むマスターに現代的な「自分」はないFateの白紙化は偽物。  

 

 

19 THE SUN
 
 サン。本物のサン十九。今日は三月三日。この記事は、タロットのⅡ、ソロモン宮殿の「ヤキンとボアズ」の二本の柱から始まった。マシュはナレーターとしてシバの女王がソロモン神殿のソロモン王に「二つか十九の問い」をたずさえてきたと語る。イマは、本物のサンの道を行き、黄金の矢でスプンタ・アールマティを打ち、鞭で撫でた。イマはこれを三回繰り返した。聖典アヴェスター『ウィーデーウ・ダート』第二章十九「そしてイマは地を三分の三大きく広げた」。聖典アヴェスター『ザームヤズド・ヤシュト』第三節十九、「彼らこそ、世界を意のままに建て直し、不老不死にして不腐不朽、永却に存し永劫に繁栄し、意のままなる王国にするであろう。その時、死者は再び起き上がり、不滅の生が来たるであろう」。十九はキングの数字FGOでは「十九人のハサン」の頭、キングサンがソロモン神殿(エルサレム)跡地で偽りの太陽の騎士ガウェインを軽くあしらった。ガウェインは太陽の光で三倍強くなるが、キングサンにまったく通じなかった。コーランは、ほぼすべての章の冒頭に十九文字の「バスマラ(بِسْمِ ٱللّٰهِ ٱلرَّحْمٰنِ ٱلرَّحِيمِ)」がつく。コーランマリア章(十九章)十九節、天使ガブリエルがマリアに受胎告知する。十九は「ユダヤ人の王」の数字。『ヨハネ福音書十九章十九節、“ピラトは罪状札を書いて、十字架の上につけさせた。それには「ナザレのイエスユダヤ人の王」と書いてあった”。タロットの十九のオリジン、『ヨハネの黙示録十九章は「白馬にまたがる王の王」「サンの中にいるもう一人の天使」を語る。本物のサンはキリスト。スウェーデンボルグの強調する天界のサンと天使は黙示録的。「人の子(サン・オブ・アダム)」はメシア、キリストを意味する。鬼の童子愛宕サン・オブ・アダムの血を酒として呑む。サン・オブ・アダムはいずれ茨の王になり十字架の木を背負う童子。本物のサンは示す、酒呑童子茨木童子は悪い鬼ではなく、愛宕の愛に満ちた天国の子であると。御伽草子酒呑童子』では源頼光頼光四天王も、大江山酒呑童子が差し出したサン・オブ・アダムの血肉を呑み食いした。伝統的に三が日三月三日も「鬼の血肉」を呑み食いする牛頭天王節句牛頭天王は頭が三尺で角も三尺三が日三段の鏡餅を飾り、正月飾りで第三龍王の第三女を招き、三枚重ねの酒器でお屠蘇を呑む。鬼なるキリストは、屠られてから三が日で蘇る。カルデア牛頭天王サンの真実を明かさない。マキマさんちの犬が光の力ガソリンで宇宙の闇を照らす。ソラの太陽は金曜日に死んでるが、愛のサンはすべてを支えている。


3日後
 
 三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリエリ、レマ、サバクタニ。」。これは、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
━━『マタイの福音書』二十七章四十六節 新改訳/新欽定訳

 

 

 

『呪術廻戦』22巻 2023年3月3日発売