愛こそすべて!
わたしは悪女と正義を愛する男ヒストール。よろしく。
八幡は、日本が滅んだ後も残ります。八幡大菩薩は武の仏神。新皇になった平将門、武士の祖である俵藤太、鎌倉幕府を開いた源頼朝、鎌倉幕府で実権を握った北条氏、足利幕府を開いた足利尊氏は、八幡を篤く信仰していました。だから尊氏直筆の八幡大菩薩もたくさん残っています。草薙剣に次ぐ二刀、渡辺綱の髭切(鬼丸)と源頼光の膝丸(蜘蛛切)は、中華の刀鍛冶が八幡大菩薩に祈願して打った刀です。日没。ちょうど『逃げ上手の若君』111話で、尊氏が天皇の子を殺して朝敵になったところですね。逃げ若の影響で、尊氏のイメージが「わけのわからない天下人」になってそう。いや、何とか氏に関わらず。この島に八幡を知らない男などいませんでした。歴史系の漫画ではよく武士が「八幡大菩薩」に祈っています。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、通称「俺ガイル」。そのメインキャラは比企谷八幡。ラノベに珍しい“本物”をテーマにする文学寄りの作品。お客様の立場に甘んじるなら、本物を語れません。作品の感想を述べるのではなく、作品の背景を見てみましょう。
カントリー。日本では、天皇も総理も国民も正しい国の線引きができません。鎌倉の鶴岡八幡宮は有名です。雪ノ下、由比ヶ浜は鎌倉の地名です。水戸光圀、現実の水戸黄門は皇室神話を持ち上げた『大日本史』を造らせ、八幡の神社を水戸藩内からほぼ絶滅させ、蝦夷国の侵略を企んでいた悪人です。日本政府は邪悪な水戸黄門をなぞり、皇室神話を持ち上げた歴史教科書を造り、全国の八幡寺社を魔女狩りし、蝦夷国を侵略して「北海道」を設置し、琉球王国を侵略して「沖縄県」を設置しました。琉球王国(1429〜1879年)は400年以上の歴史ある外国です。しかし日本の歴史教科書は「開拓使の設置(1869年)」「琉球処分(1879年)」という悪質なウソを載せるだけ。落語『雁風呂』は「葦を啣む雁」に基づきます。それは津軽、青森県での水戸黄門一行の話ですが、明治から北海道の話にすり替わりました。『呪術廻戦』は京都の禪院家と「葦を啣む」、菅原道真の子孫である五条悟や乙骨憂太を描いています。日本人を除いて、人類はヨーロッパの保守的な島国を「UK🇬🇧(連合王国)」と呼び、イギリス一国とは呼びません。日本が「保守的な島国のUK🇬🇧」を認めれば、日本も「沖縄国」「瑞穂の国」を認め、【連邦島】にならざるを得ません。日本は689年に新しく造られた国名で、古い「日本神話」は存在しません。神話の中ですら、天津神は島産みする前のイザナギとイザナミに天沼矛(天逆鉾)を授け、「豊葦原瑞穂の地(中つ国)」を征服せよと命じています。つまり、瑞穂の国は外国の神様に造られた外国です。神話がほぼ同じでも、ローマはギリシャではありません。神話がほぼ同じでも、日本は瑞穂の国(中つ国)ではありません。いや、裏では今の日本も瑞穂の国の一地方。日本の十月は神々がいなくなる「神無月」。瑞穂の国は神々が集まる「神在月」。初期の天皇は瑞穂の国から奪った二種の神器、草薙剣と八尺瓊勾玉で即位していました。本物の瑞穂の国は、中国地方の島根県に貶められています。令和の総理大臣とオトモダチすら「日本は瑞穂の國」という洗脳学園で幼児と国を歪めました。加えて言えば、「ヤマト」「日出ずる国」も日本とは別の国です。日本は国もどきで、現代知識なき混沌にしか存在できません。この島が「八幡が正義で、水戸黄門が悪」を前提にし、現代水準の秩序を整えれば、日本は消滅します。
右八幡大菩薩、八万ノ軍ヲ起シ朕ガ位ヲ授ケ奉ラム。今須(スベカラ)ク卅ニ相ノ音楽ヲ以テ、早ク之ヲ迎ヘ奉ルベシ」
━━『将門記』梶原正昭訳注
サンダー。雷は太陽より上の力。シン(神)は雷神や雷電を意味する字です。日本シン話でも、雷は太陽より前に生まれています。ただ「天神様」という時は、雷と学問を司る菅原道真を意味します。俺ガイルで、比企谷家のパパさんが徹夜で並ぼうとした亀戸天神、八幡が初詣候補に挙げた湯島天神はどちらも道真の神社。古事記では日本列島を生んだイザナミは八雷と共にあるレディ。八岐大蛇の尾から出た天叢雲剣、雷を伴う叢雲が天皇を天皇たらしめる根拠。藤原家の氏神は雷神タケミカヅチで、その仏版は雷の羂索(不空羂索観音)。世界のRは万能の雷電を意味する字。新旧聖書とコーランの雷鳴と電光に共通するのはRだけ。ギリシャ語では、ブロンテー(雷鳴)、アストラペー(電光)、ケラウノス(雷霆)。アラビア語・ヘブライ語では、ラアム・ラアド(雷鳴)、バルク・バラーク(電光)。ギリシャ・ローマの最高神が雷神ゼウス(ジュピター)で、北欧神話で最強の雷神がトール(ソー)。英語ではファーザー、ロード、キリスト、マリア。英語の四元素はアース、ウォーター、ファイア、エア。万能の雷Rを自覚しないと、世界を観測できません。日本では…雷のインドラ、雷霆のヴァジュラ、スガワラ、菅原道真の化身とされる十二神将のマコラ、フジワラ、藤原家の羂索アモーガパーシャ、雷除けのクワバラ。最初の武家法、御成敗式目(1232年)は神仏に誓う法。そこに雷神の天帝(帝釈天)、八幡大菩薩、雷神の天満大自在天神(菅原道真)の名前はありますが、太陽アマテラスの名はありません。『倭朝論鈔(1536年)』の注釈によれば、太陽アマテラスはオオナムチノカミ(天下所造大神)から国を奪った虚言神だから、武家法に名前がないと。平将門は、菅原道真の霊を通じて八幡大菩薩から「天皇」を授けられ、「新皇」を名乗りました。なぜ水戸黄門や明治政府は「八幡」を魔女狩りしたのでしょう?八幡と菅原道真が「天皇」を授与できることを隠ぺいするためです。天皇の太陽神ではなく「幕府の仏神」ともいうべき八幡を隠ぺいするためです。俵藤太は新皇を殺しましたが、それは「八幡大菩薩」に祈願した上の殺害でした。天皇側は信仰の大義で新皇に勝っていません。八幡大菩薩は太陽や敵味方を超えた武士の仏神であり続けました。それに、国内で隠ぺいしたところで、世界のRが雷で、神が雷であることは変わりません。
○世界の雷R
「ラアド(رَعْد)」アラビア語。コーラン。
「ラアム(רַעַם)」ヘブライ語。旧約聖書。
「トンダール(تندر)」イラン語。ペルシャ。
「ヴァジュラ(vajra)」梵語。仏典の雷電。
「ガラジ(garaj)」ヒンディー語。インドの一般的な言語。
「ブロンテー(βροντή)」新約聖書、ギリシャ神話。
「トニトルウム(tonitruum)」ローマ。聖書正典。元ヨーロッパ共通の書き言葉。
「トネール(tonnerre)」フランス語。
「トロヴァオ(trovão)」ポルトガル語。
「スルーマ(þruma)」古ノルド語。北欧神話。
「ドナー(Donner)」ドイツ語。
「ドンダー(donder)」ネデランズ(オランダ)語。
「ドゥンデル(dunder)」スウェーデン語。
「サンダー(thunder)」 英語。
こちらは、パエトンの父太陽神だ。悲嘆のあまり身のあまりを構わず、ちょうど日蝕のときのように、みずからの輝きを無くして、光とおのれ自身と昼間とを憎んだ。ひたすら悲しみにふけり、悲しみのうえに怒りを加えて、この世界への務めを拒絶する。「もうたくさんだ」と彼は言う。「劫初より以来、休みもなくあくせくするのがわたしの運命だった。終わりのない働き、報いのない労苦には、うんざりだ!」
━━『変身物語(上)』巻二 381〜 オウィディウス 中村善也役
エルサレムでの王、ダビデの子、伝道者のことば。
空の空。伝道者は言う。 空の空。すべては空。
日の下で、どんなに労苦しても、 それが人に何の益になろう。━━『伝道者の書』1:1~3 新改訳
アンダー・ザ・サン。なぜ、俺ガイルでは「陽キャ」が偽物なのでしょう。なぜ、雪ノ下陽乃が「偽物みたいな人生を生きてきた」のでしょう。なぜ、太陽の下にいる三人、由比ヶ浜と三浦と海老名は報われないのでしょう。2000年前のローマ神話では、太陽神が息子パエトーンを失った時、輝きを失い、光と自分と昼間を憎悪し、「報いのない労苦にはうんざりだ!」と職務放棄しかけます。世界的にシェアされている「ネイチャー」は、ローマ神話の「ナートゥーラ」の輸入語。つまり、ナチュラルな太陽は光と自分と昼間を憎悪するものです。イランからローマに来た太陽は沈み、キリストの●に征服されました。七世紀、イランやローマから来た●教は東の果てに届きました。伝道者ソロモンは「日の下」をひたすら悪いものとし、太陽の下の「労苦」は報われないと伝えています。新改訳の旧約聖書は1500ページ超。『伝道者の書』はわずか14ページですが、旧約聖書の「太陽」の28%、「労苦」の40%が集中しています。この書こそ、西洋と中東とユダヤとフリーメイソンがシェアする「太陽の下のレイバー」。英語レイバーは、労苦や苦労、労働や労働者などと訳される単語。ラボ(実験室)はレイバーの派生語。太陽の下のレイバーは「空の空」「すべては空しい」。天地創造の第二日は「空」が造られますが、この日だけ良しとされません。第四日は「大きな二つの●」が造られ、太陽や月が造られません。エルフとドワーフの原典、北欧神話では「太陽の女ソールと月の男マーニ」は神を装った大罪人。その上、“●エルフは太陽より美しい”。エルフとドワーフの火付け役、『指輪物語』のトールキンは「太陽の下は堕落した世界で、太陽の光は不完全で狂っている」と書いています。トールキン世界では「二つの木」に宿る●が汚れなき輝きで、太陽と月は汚された光に過ぎません。英語のエルフは古典から鬼のような悪役でした。日本人がシューベルトの「魔王」と呼んでいるそれは「エルフキング」。エルフは昔から美しい種族とされてきたわけではないのです。正月を司る牛頭天皇は【鬼の大王】。新皇、平将門の幼名は【鬼王丸】。源頼朝の幼名は【鬼武者】。鬼の酒呑童子は美少年だったとも言われています。鬼の正体は、太陽より美しく、天皇に勝る何者か。太陽の下に居着いていれば、世界すべてがあべこべに見えるでしょう。
比企谷小町「アイデンティティ? はぁー? 往々にして個性個性言ってる奴に限って個性がねぇんだ。だいたいちょっとやそっとで変わるものが個性なわけあるかよ」
━━『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』9巻 お兄ちゃんを真似る小町
タブラ・ラーサ。俺ガイルは「白紙」がないため、すべての登場人物が本物の「自分」を知りません。本物の近代化は、フランスの太陽王ルイ14世が固めた「帝王と臣民」を白紙に戻すこと。偽物の近代化は、太陽神と「天皇と臣民」で明治維新すること。人は白紙で生まれてきます。父なる䰠であれ、母なる産(自然)であれ、白紙の男女に「臣民は天皇に従え」「女は男に従え」と書き込んでいません。イヴが禁断の実を食べても、罪はイヴの生まれつきを変えません。近現代の「セルフ」「アイデンティティ」は、絶対的な太陽王と「帝王と臣民」を白紙化して成立するもの。本物の国体(憲法)条文は、「個人」を公権力より上に定めるもの。だから日本国憲法でさえ、天皇に権威を与えるのは神器や血統ではなく「主権者(国民全員)の総意」です。しかし、一度も総投票は行われていません。日本国憲法はアメリカ案ではありません。アメリカ側は、アメリカ案と日本案を日本人に選んでもらうつもりでした。公(天皇、総理大臣、諸大臣)」が選挙投票もなしに「国民の総意」を押しつけたのです。天皇と憲法は、正式な手順を踏んでいません。だから『ペルソナ4』関連作品では、日本の神がラスボスとして「総意」を押しつけてきます。偽りの総意を止められるのは、内なる●を「自分」として受け入れたペルソナ使いだけ。日本の天皇制や男社会は、父なるゴッドの根拠がなく、母なるネイチャーの根拠もありません。本物の父母はブラザーを兄と弟に分けません、シスターを姉と妹に分けません、Rのライトを右と正しさと権利に分けません。欧米諸語は「正しさ」の中に「正しい側(右)」「正しい機会(権利)」が含まれています。権利や人権という変な語彙は、日本独特の誤字誤認です。英語レフト(左)の語源は【弱い、馬鹿な、無価値な】。極東を除いて、昔からユーラシアは「右は正義、天使、天国」「左は邪悪、悪魔、地獄」をシェアしています。だから『古事記』の「右の妹イザナミが死ぬ、左の兄イザナギが生きる、イザナギの左目から太陽アマテラスが生まれた」説は最悪。コジキ説を国学とし、八幡を魔女狩りした日本政府は最悪の最悪。正統派の『日本書紀』本文では「左のイザナギが死んで、右のイザナミが生きて太陽と月とヒルコとスサノオを生んだ」とあります。日本すべての神社の右左はあべこべですが、中つ国の出雲大社だけは世界と右左が同じです。言霊のセは兄と弟と夫を兼ねます、言霊のイモは姉と妹と妻を兼ねます。本当のイザナギは兄でなくセ。本当のイザナミは妹でなくイモ。太陽からはセルフを得られませんが、●からはセルフを得られます。引き伸ばしたところで、兄弟姉妹と左右の白紙化は避けられない運命。北欧神話や指輪物語では、「中つ国」が人の世界。この島の白紙化は、日本消滅と「中つ国(瑞穂の国)」の再興を意味します。
モーセは、ミデヤンの祭司で彼のしゅうと、イテロの羊を飼っていた。彼はその群れを荒野の西側に追って行き、神の山ホレブにやって来た。 すると主の使いが彼に、現れた。柴の中の火の炎の中であった。よく見ると、火で燃えていたのに柴は焼け尽きなかった。 モーセは言った。「なぜ柴が燃えていかないのか、あちらへ行ってこの大いなる光景を見ることにしよう。」
━━聖書『出エジプト記』3:1~3 新改訳