薔薇園
地球の中心を訪れてみよ、
そこに球状の火があるだろう、
あらゆる穢れを除きこれを精留せよ、
愛と怒りをもってこれを駆りだせ…
━━『オリンポスの新しき薔薇園（1608年）』薔薇十字団ベネディクトゥス・フィグルス
ソドムの獣
悪女は正義！（あいさつ）
わたしは悪女と正義の味方ヒストール、よろしく。
5月5日。端午の節句。これは水と火の話。『Fate/Grand Order』から脱出する記事。いま『Fate/Grand Order』で「螺旋証明世界リリムハーロット」のコラボイベント中です。第一部を七章から逆に遡っていく螺旋証明世界。人気の高いネロの負の面。落陽に散りゆく血の彩（いろ）の薔薇。プレイヤーはドラコーを通して色々と思い出しているでしょう。FGOは肝心なことをアーケード版でごまかしています。記憶のMから思い出しつつ、解説してみましょう。
カルデア人
『レディ・ライネスの事件簿』の冒頭で、自分をエルメロイⅡ世と錯覚しているライネスがこう言いました。
カルデア？ バビロニアのカルデア人のことか？
ふむ、天体科の授業の夢でも見てたかい。
ネブカドネザルⅡ世
暁の子よ、明けの明星よ。
どうしてあなたは天から落ちたのか。
国々を打ち破った者よ。
どうしてあなたは地に切り倒されたのか。━━『イザヤ書』14章12節 新改訳
モーニングスター。聖典の法は太陽や月や星を崇めたら死刑。偶像崇拝は死刑。それが西洋や中東やユダヤの基礎です。しかし、仏教は偶像崇拝。空海や最澄の密教は、明けの明星の崇拝。人類史を語りたいなら、カルデアと日本を切り倒すしかありません。聖書のロードは、預言者イザヤを通じて【バビロン王が天から落ちる明けの明星になる】と予言しました。それがカルデア人のネブカドネザルⅡ世。彼はソロモン神殿を焼き払い、バビロン捕囚を行った犯人。FGOは「ネブカドネザル2世はスーパーバビロニアンウルク人」でごまかしています。彼は自分の偶像を崇拝しないシャデラク、メシャク、アベデ・ネゴに怒り、三人を【火の燃える炉】で焼き殺そうとしました。しかし、いと高き方が三人を守り、三人は髪や服すらコゲませんでした。いと高き方は、ネブカドネザル2世に【天に届く空想樹が伐採され、根にビーストの心が与えられ、七つの時が過ぎる夢】を見せました。後世において、彼は「ルシファー」「ルシフェル」「ルチフェロ」と呼ばれる悪魔長になりました。カルデアは【悪魔ルチフェロの組織】。FGOは、日本人が極度に無知だから成立する悪魔の物語です。
ウルクのジグラット
彼の王国の初めは、バベル、ウルク、アッカド、カルネ、それらはシンアルの地にあった。
『創世記』10章10節
マルクト。バベルの塔はバビロンの塔。バビロニア神話は「アッカド神話」を初心者向けに変えた名称です。『創世記』はバビロン捕囚の後にまとめられました。創世記11章で崩壊するバベルの塔はカルデアの塔。アヴィケブロンは「カバラの祖」で、カバラは十のセフィロトが基本。十とセフィロトの王国は創世記10章10節が基本。これはアヴェスター『■■■■■■・■■■■』の王国に由来し、この王国によってメシアが待望され、天使の頭上に輪っか👼が浮かぶようになりました。この王国はアフラ（アシュラ）の法と、人とアフラをつなぐ火の神アータル🔥が基礎です。ですから、次のような国は王国と天使が認識できません。十月が神無月の国。イザナギが火の神カグツチを殺す国。法と正義のアシュラを悪い修羅とウソつく国。アシュラの敵デーヴァを善い天神とウソつく国。明けの明星を密教で崇める国。密教の火で汚れた国。日本は悪魔の国。日本人は色眼鏡をかけてるので、「ウルクのジグラットにいるギルガメッシュ王」を観測できません。
お母さん
マザー。第七特異点。近現代において、平等や正しさ（権利）を産むのは、天地の父ゴッドか天地の母ネイチャー。でもすべての日本人は親不孝者です。英語ネイチャーはローマのナートゥーラから、ナートゥーラはシュメールの原初の海ナンムから来る母。第一部七章は「原罪のⅡとナンム」が少し登場しますが、ナンムをローマや現代につなげて展開しません。現代の世界観は、帝王なき古代ローマ、特に「貴族と平民の平等法」が制定された2300年前が起点です。本物の西洋は、皇帝、女帝、教皇、女教皇などの天皇っぽい用語を持ちません。ローマのインペラートル、英語のエンペラーは皇帝ではありません。近現代の平等は、天地の母が帝王を産まない自然観。今現在、120を超える国々に帝王がいないのは、それがナチュラルなものだから。日本が天皇制を続けてるのは、ナチュラルなお母さんに「うっせぇババア！」と反抗してるから。キングメーカーのマーリンはろくでなし。ギルガメッシュやネロは不自然。カルデアに集まる帝王たちは不自然。バビロニア創世記『エヌマ・エリシュ』では、エアの子で四つ目のマルドゥークが【武器の風、三叉の矛、稲妻、炎、弓矢、呪術】によってティアマトお母さんを殺しました。四つ目はティアマトの遺体から天地を造り、王として即位しました。四つ目のマルドゥークはギルガメッシュやスサノオに等しい存在で、「バアル・ゼブル」「蠅の悪魔ベルゼブブ」「魔神柱バアル」に零落する王。人類の未来を守りたいなら、倒すべき人類悪はギルガメッシュ王。ティアマトお母さんを虐めてはいけません。
19 THE SUN
「わしはただ汝の主として参ったもの、汝に無垢な息子を授けるために」
━━『コーラン』19章19節 マリアに受胎告知するガブリエル 井筒俊彦訳
エルサレム。第六特異点。本物の人類史では、獅子心王とサラディンが停戦協定を結びました。コーランのアッラーは、父母や男女ではないため、子としてのイエス・キリストを認めません。しかし、コーラン各章につく「19字のバスマラ（بِسْمِ ٱللّٰهِ ٱلرَّحْمٰنِ ٱلرَّحِيمِ）」は、イエス・キリストを意味します。コーラン19章（マリア章）19節は、天使ガブリエルによるマリアへの受胎告知。アッラーは父や子を語らないだけで、マリアが人の父なしにイエス・キリストを孕んだと認めています。コーランは、創世記〜福音書を旧世代として成立した“聖書の続き”です。この「19」は、19の天使アズライール、19人のハサン、黙示録19章の太陽（タロットの19）ともつながっています。だから第六特異点のエルサレム跡地で、山の翁が太陽の騎士ガウェインをあしらいました。マシュはソロモンとシバの劇で19の問いをナレーションしました。聖書『申命記』4章19節は日月星崇拝の禁止です。『列王記 第二』の19章19節は地のすべての王国のあり方です。『列王記 第二』25章8節、カルデア人のネブカドネザル2世は在位19年にエルサレム（ソロモン神殿）を焼きました。Fateは19を匂わせるだけで展開しません。
また、天に目を上げて、日、月、星の天の万象を見るとき、魅せられてそれらを拝み、それらに仕えないようにしなさい。それらのものは、あなたの神、主が全天下の国々の民に分け与えられたものである。
━━聖書『申命記』4章19節 新改訳
私たちの神、主よ。どうか今、私たちを彼の手から救ってください。そうすれば、地のすべての王国は、主よ、あなただけが神であることを知りましょう。
━━聖書『列王記 第二』19章19節 新改訳
偽物のプレジデント
アメリカ。第五特異点。本物の近代史は「白紙」が前提。ジョン・ロックによれば、人類はひとりひとりが白紙。父なる神や母なる自然は、白紙に“臣民は帝王に従え”や“女は男に服従しろ”と書き込んでいません。イヴの罪はイヴの本性ではないため、絶対王政や男尊女卑を正当化しないのです。ジョン・ロックの白紙説で太陽王が確立した絶対王政は崩壊しました。アメリカ独立やフランス革命を発端に、120の国々が太陽神のような帝王を廃止。もちろん、アメリカ独立は「大統王エジソンと太陽の子カルナ」から最も遠いものです。太陽神と天皇による明治維新は近代アンチ。近現代の「セルフ」「アイデンティティ」は、太陽の教えに依存しない「白紙の自分」であること。日本人は「日の神すごい」「日本すごい」で群れて発狂し、白紙な自分を知りません。汚れた日本人はリバティ🗽の光が見えないのです。日本にまともなメディアや学校はありません。FGOの第二部そのものが「白紙化した地球を救え」の近代アンチ。第二部七章すら「太陽の教え」の近代アンチ。Fateが「本物の近代史」を見せる可能性はありません。日本がここ150年に行った洗脳はすさまじいもの。偽物の太陽はFGOや鬼滅やワンピを腐らせ、あらゆる物語を腐敗させています。
七頭十角
これは前に現れたすべての獣と異なり、十本の角を持っていた。
━━『ダニエル書』7章7節 新改訳
ソドム。旧約聖書『ダニエル書』はカルデア人のネブカドネザルⅡ世の話で、空想樹や天使ミカエルや十角の獣が登場します。【その獣は殺され、からだはそこなわれて、燃える火に投げ込まれる】。FGOでドラコーが七頭十角の獣を語っていても、プレイヤーはすべてが分かりません。日本は明治まで“創造の七日間による週”がありませんでした。七七（49日）で七を呪うニセ仏教。七殺で鬼門を呪うニセ風水。今も日本の十月は神無月。だから日本の根底に聖なる七日間や十戒がありません。江戸時代、牛頭天王の五節句は公式行事でした。中華やインドや日本神話にいない牛頭天王は七歳で頭が三尺、角が三尺。三が日は三段の鏡餅を飾り、お屠蘇は三枚重ねの酒器で呑むもの。牛頭天王は鬼の大王とも揶揄され、正月・ひな祭り・こどもの日・七夕の縁起物は【鬼の血肉】とされます。『東海道中膝栗毛』は、八歳の子供（巫女）が七代の天神、帝釈天、虚空蔵などを語る様子を書いています。しかし、令和の日本人は江戸時代の幼児より頭が悪くなりました。全世代がFGOを考察する知能がないのです。黙示録では太陽のアポロン（Απόλλων）が一字ちがいのアポリオン（Ἀπολλύων）に落陽しています。かつてのアポロンも末はアビスの王。太陽の国はアビスに落ちる定め。カルデアはルチフェロの組織。ドラコーはネブカドネザルⅡ世の妻。彼女から逃げ去らないと、19なる太陽の側に入れません。心ある人は、逃げましょう。
また、わたしは天からの別の声がこう言うのを聞いた。
「わたしの民よ、彼女から逃げ去れ。それは、その罪に与せず、その災いに巻き込まれないためである。━━『ヨハネの黙示録』18章4節 新改訳
レテの川
少しばかりの水を持って来させますら、
あなたがたの足を洗い、この木の下でお休みください。━━聖書『創世記』18章4節
人の口の言葉は深い水のようだ。
知恵の泉はわいて流れる川のようだ。━━聖書『箴言』18章4節
ミラクル。日本人でウェルギリウスの物語、『アエネーイス』や『神曲』を正しく位置づけられる人はいません。FGOは悪意で構成されています。『神曲』では地獄の底に氷漬けのルチフェロがいました。カルデアはどんな寒い処にあり、カルデアスは何漬けにされたのでしょう。どこそこを意識せず、注意力のない者は盲目です。ヨハネの福音書やヨハネの黙示録を読めない者は盲目です。日本は落陽で滅びる運命。予兆はあふれていますが、詐欺師ほど国や学校やメディアの中枢にいて、ウソの発信力があります。だまされたくない人はレテの川の水を飲み、すべてをリセットしましょう。知恵のない者は18章4節が繰り返されても足を洗いません。それが本物の転生で、ソドムの滅びに対する救いであっても。真の太陽19が来る時、カルデア人のバビロンは火で滅んだソドムのようになります。人生は一度きりで輪廻転生はありません。本物の転生は生きてる閒に“水”と“霊”でするものです。『奇跡のコース』のワークを365日分やりましょう。魔術の力をまったく使わない無料の奇跡ワークを。
こうして王国の誉れ、
カルデア人の誇らかな栄えであるバビロンは、
神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる。━━聖書『イザヤ書』13章19節
ムネーモシュネー
ムネーモシュネー。ムネーモシュネーは記憶。ギリシャ語の川はポタモス、ギリシャ語の霊はプネウマ。英語のメモリーは記憶、マインドは憶（精神）、リマインドは後憶させる（思い出させる）、リメンバーは思い出す。フランス語の水精メリュジーヌは火星アレスに付与されるもの。Mは水と記憶に関する字です。水に関する字は複数ありますが、秘密です。ムネーモシュネーは地ガイアの天ウラノスの娘。彼女の同胞、長子は最果ての海オケアノス、末っ子は時のクロノス。ムネーモシュネーはすべての知識を得る川、全知の水。彼女はゼウスと九夜交わり、神盾アイギスを持つ九人の詩歌女神ムーサを生みました。ギリシャ神話、ヘシオドスの『神統記』はムネーモシュネーの娘たちから啓示された詩です。そのMは創世の叡智とつながる字。しかし、創世の叡智は夜に聞くもので、無信仰者は永遠に身につかないものです。魔術師はウソの物語しか発信できず、わずかに混ぜた真実を展開できません。
太陽の国から逃げ、荒野を目指す人はいるでしょうか。
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