ヒストールのブログ(葦)

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【コーラン】アイドルと日月星から遠く離れて

アイドル☆

 

コーラン6章(家畜章) 井筒俊彦
74またイブラーヒーム(アブラハム)がその父アーザル(テラ)にむかって、「偶像アイドルを本当の神とお考えになるのですか。まことに、私の見るところでは、お父上も、お父上の御一党も、みんな明らかに迷いの道を歩んでおいでです」と言った時のこと。
75さらに我らは次のごとくイブラーヒームに天と地の王国を見せ、彼を確乎不動の信仰者に仕立ててやろうとした。
76すなわち、夜のとばりが彼の頭上にうち拡がった時、彼は一つの星を見て、「これぞ我が主じゃ」と言った。だが、やがてそれが沈んでしまった時、「わしは姿の没するようなものは気にくわない」と言った。
77それから、が昇って来るのを見た時も、「これぞ我が主じゃ」と言った。だが、やがてそれも沈んでしまったので、「やれやれ、神様が手引きして下さらなかったら、あやうく迷いの道に行くところだった」と言った。
78それから、太陽が昇って来るのを見て、「こんどこそ我が主じゃ、これが一番大きいから」と言った。だが、これもまた沈んでしまった時、彼は「これ、皆の衆、これでわしはお前たちの崇拝しているものとはきっぱり縁を切ったぞ。
79今こそわしは、天と地を創造し給うたお方のほうにきっぱりと顔を向けた。今やわしは純正信仰の人ハニーフ多神教徒の仲間ではない」と断言した。

 

コーラン 上 (岩波文庫)

 

 アイドルと星と月と太陽から卒業したハニーフはこちら。

 

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